移動コストを抑えつつ、寝ている間に目的地へ着ける高速バス。しかし、数時間を狭い座席で過ごすには、事前の準備とちょっとしたコツが必要です。ベテラン利用者が実践している、バス旅を劇的に快適にする5つのポイントを伝授します。

1. 「座席選び」から勝負は始まっている

予約の段階で、快適さの8割が決まると言っても過言ではありません。

  • シートタイプ: 予算が許すなら「3列独立シート」がベスト。隣の人を気にせずリクライニングでき、プライバシーも保たれます。
  • 座席の位置: * 前方: 揺れが少なく、乗り降りがスムーズ。
    • 中央: タイヤの上を避ければ、振動が比較的穏やか。
    • 後方: トイレに近い、あるいは後ろに人がいない席(最後列)なら、気兼ねなくシートを倒せます。

2. 厳選!機内に持ち込むべき「4種の神器」

限られたスペースをいかに快適にするかは、持ち込むアイテムにかかっています。

  • ネックピロー: 首の固定は安眠への近道。空気で膨らませるタイプなら荷物になりません。
  • 耳栓とアイマスク: 周囲の物音や、サービスエリアでのドアの開閉による光を遮断します。
  • 折りたたみスリッパ: 靴を脱ぐだけで、足のむくみと解放感が全く違います。
  • 着圧ソックス: 特に女性におすすめ。狭い座席での血行不良(エコノミークラス症候群)対策に有効です。

3. 「服装」はリラックス重視、体温調整しやすく

バスの車内温度は、運転士さんが調整してくれますが、個人差があるものです。

  • 締め付けない服: ウエストがゴムのパンツや、ストレッチ素材の服装を選びましょう。ジーンズは長時間だと意外と疲れます。
  • 「脱ぎ着」が基本: 夏は冷房対策にストールやパーカー、冬は厚着しすぎず調整できるように。
  • マスク: 車内は非常に乾燥します。喉の保護だけでなく、寝顔を隠すのにも役立ちます。

4. 車内での「過ごし方」の作法

狭い空間だからこそ、周囲への配慮が自分の快適さにも繋がります。

  • リクライニングの声掛け: シートを倒すときは、後ろの人に「倒してもいいですか?」と一言添えるだけで、トラブルを防ぎ、精神的なストレスが減ります。
  • スマホの光に注意: 消灯後のスマホ利用は、想像以上に周囲へ光が漏れます。どうしても使う場合は、画面の明るさを最小にし、カーテンの中でこっそりと。
  • 食事は匂いの出ないものを: おにぎりやパンなど、音や匂いが控えめなものを選びましょう。

5. 休憩時間をフル活用する

2〜3時間おきにあるサービスエリアでの休憩は、リフレッシュの絶好のチャンスです。

  • 必ず外に出てストレッチ: 軽く体を動かして血流を促しましょう。
  • 水分の摂りすぎに注意: トイレの不安を減らすため、カフェイン(コーヒーや緑茶)は控え、常温の水や麦茶を少しずつ口にするのが理想です。


まとめ

高速バスを快適に過ごすコツは、「自宅の環境をいかにコンパクトに持ち込むか」にあります。お気に入りの音楽や香り、リラックスできる服装を準備して、目的地までの時間を「有意義な休息」に変えてみませんか?