役員運転手は、単に車を運転するだけでなく、役員の快適性、安全性、そして時間厳守を支える「プロフェッショナル」です。そのため、車内での時間を最高の状態に保つための「備え」と、予期せぬ事態に対応するための「気配り」が求められます。

ここでは、プロの役員運転手として常に携帯・常備しておきたい必需品10選をご紹介します。


【必須の10アイテム】

1. 白手袋(替えも含む)

運転中の手元を清潔かつプロフェッショナルに見せるための基本アイテム。特に乗り降りのドア開閉時など、役員が最初に目にする部分です。複数組を用意し、常に清潔なものを使用しましょう。

2. 携帯用充電器(各種ケーブル付)

役員が移動中にスマートフォンやタブレットの充電が必要になることは多々あります。iPhone(Lightning)、Android(USB-C、Micro USB)など、複数のデバイスに対応できるケーブルと大容量のモバイルバッテリーを常備しましょう。

3. 除菌・消臭グッズ

車内環境の清潔感は最優先事項です。手指用のアルコール除菌ジェル、車内用の消臭スプレー、レザーシート用の除菌・清掃用品などをセットで常備し、移動の合間にこまめに使用します。

4. タオル・ハンカチ

窓ガラスの結露を拭く、車内のちょっとした汚れを拭き取る、急な降雨時に役員が車に乗り込む際の水滴を拭くなど、多用途に使えます。清潔なものを数枚、目立たない場所に用意しておきましょう。

5. 携帯シミ抜き・エチケットブラシ

役員の洋服に付いた急な汚れに対応するためのアイテムです。特に白っぽいシミや、花粉、小さなホコリなどは、携帯用のシミ抜きやエチケットブラシで素早く対処することで、役員を次の訪問先へ気持ちよく送り出せます。

6. 予備のマスク

役員や同乗者がマスクを忘れたり、汚してしまったりした場合のために、予備の不織布マスクを数枚用意しておきます。

7. 地図帳またはオフライン対応ナビアプリ

カーナビに頼り切るのではなく、渋滞や予期せぬ通行止めなどの際に、即座に代替ルートを判断するための紙の地図や、電波の届きにくい場所でも使えるオフライン対応のナビアプリを準備しておくと安心です。

8. 緊急対応セット

以下の3点をまとめて収納。

  • 救急箱:絆創膏、胃薬、頭痛薬などの簡単な医薬品。
  • 懐中電灯:夜間のトラブル対応や、車内での忘れ物捜しに必須。
  • レスキューハンマー:万が一の事故でドアが開かない場合やシートベルトが外れない場合の脱出用ツール。

9. 黒無地のネクタイ

役員に付き添って葬儀などのフォーマルな場へ行く可能性を考慮し、いざという時のために黒無地のネクタイを車内に用意しておくと、身だしなみへの「備え」が万全になります。

10. 飲み物(水・ミネラルウォーター)

役員がすぐに飲めるよう、常温または役員のお好みに合わせた温度のミネラルウォーターや炭酸水など、シンプルな飲み物を常備しておきましょう。


これらの必需品は、単なる道具ではありません。これらを常備し、適切なタイミングで使用できることが、役員運転手のプロとしての「危機管理能力」と「細やかなホスピタリティ」の証となります。

【コラムのまとめ】

日常の業務を通じて、役員が何を必要とし、どのような場面でサポートを求めているかを常に意識し、これらの道具を最大限に活かしてください。それが、役員からの厚い信頼につながる第一歩です。

大新東では、新しく役員運転士を目指す方にも、充実の研修内容でサポートします。
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